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オレ部

京大生のひとり部活動、その名もオレ部!

四六時中偽善者。

記憶が定かではないが、確か西森博之さんの漫画『お茶にごす。』の一場面で(西森さんの漫画であったのは間違いないがその作品が『お茶にごす。』だったかはちょっと自信がない)、不良2人組が格上の主人公にコテンパンにやられ、「いい人」のふりをする、すなわち偽善者ぶるよう命じられて、おばあさんに優しくするというシーンが、多分あった。いや、それに似たシーンは間違いなくあった。今年のカープ野村祐輔の勝率と同じくらいの確率であった。

 

偽善者のふりをしているうちに真の「いい人」になっていくというような話だったと思うが、僕はこれにとても感銘を受けた。さらに、このエピソードを含む漫画のラストは不良脱却を図る主人公が意中の女性となんだかいいかんじ♡になっておしまいだった。はずだ。多分。そのラストを見届けて、僕の中には、偽善者ぶる→気づいたら「いい人」に→モテる、という3段構造が建立された。それからというもの、僕は以前にもまして偽善者ぶるように努め、ごみを拾ったり、席を譲ったりするだけでなく、倒れていた自転車を起こしてみたり、コンビニレジ横にあざとく置いてある募金箱にうっかり500円玉を入れてみたり。ラーメン屋で後ろの人を先に通しすぎて麺切れで営業が終わってしまったり。そう、すべてはモテるために。

 

中高時代にも、好きな子が見てる!となればいいところをみせようとしていた。グラウンドで練習中に視線に気づけば、背筋をピシッ伸ばし、スライドも大きくなり、唐突に声出しを始める。あと真面目そうな顔をつくってみたり。偽善者ぶるのはその時の感覚に似ている。要するは「良いカッコ」の延長なのだ。

 

この漫画と出会ったのが浪人していた約2年前、それから月日は流れるも一向にモテ始める気配がない。これはまだ僕自身が「偽善者ぶりポイント」が足りず「いい人」の段階に達することが出来ていないか、漫画から見出した3段構造がそもそも間違いだったかの、いづれかであると言わざるを得ない。後者の可能性もなくは無いが、ここは今後も前者の可能性に賭けてみたい。はじめは嫌々やっていたものが気づけば本職、習慣になっていたというような話はスポーツ選手にありそう。具体例がすぐには浮かんでこないのでもしかしたら無いかもしれないが。「いい人」になって、「モテ」るようになるため、僕はこれからも偽善者ぶり続ける。もっと積極的にごみを拾ったり、気配りすれば、道は拓ける、はず。

 

ということで、西野七瀬さん、僕と一緒にゴミ拾いしませんか?DMで連絡お待ちしています。

ふさふさCUT (@marugari_cut) | Twitter

 

所要時間:40分